第3回 『takashi嬢 シナリオスクール』 new !!
第2回 『takashi嬢 オキャマの料理教室』
第1回 『takashi嬢 脚本家への道スタート!!』
第2回 『takashi嬢 オキャマの料理教室』
やってきました、連載2回目。
前回は、ワタシがシナリオスクールに通い始めた
ってところまでの話しだったんだけど、
とりあえず、シナリオスクールのコトは置いといて、過去のスクール体験、その中でも「オキャマの料理教室」のお話をしまーす。
てか、この連載のサブタイトルに、
「脚本家への道」とか書いてあるけど、その辺はま、アレよ。
いろんな体験を元にシナリオが作られるわけだし、
きっとこういうアプローチも無駄じゃないと思うの。
あは☆
ということで、
オキャマの料理教室の話。はじまりはじまりー。パチパチパチパチ
オキャマ主宰の料理教室。
教室といっても、料理をするのはオキャマ友達の家なわけで、
料理が得意な子に教わりながらみんなで料理を作りましょう的なコンセプトが強い感じなのね。
ワタシ、今でこそ、
お弁当を作っちゃうくらい料理力も上がってきたけど、当時は、ほんっとに、からっきし料理がダメだったのね。
愛のエプロンのインリン様もびっくりなほど、料理音痴だったワタシ。
てか、苦労して作ったお弁当の目玉焼きを、
「潰れた石鹸ですか?」と言われてしまう現在を考えると、その腕前はたいして進化してない感じなんだけどサ。
わは☆
それで、その料理教室では、「鶏のから揚げ」と「ポテトサラダ」を作ることになったね。
あ、それと、ご飯。
ま、ご飯を料理と呼ぶかはアレだけど。
んで、今回の参加者は、ワタシと、お友達のY子。
そして、料理の講師役は、料理が得意なR子。
今回の教室の舞台はR子の部屋で、
調理用具は一通り揃っているっぽい。
R子ってば、もともと料理が好きな上に、
居酒屋で長くバイトしていたから、いろんなメニューが作れるみたいなのね。
一方、生徒のワタシたちの方だけど、Y子はずーっと実家暮らしで、
料理なんてしたことがない温室育ちのオキャマ。
せっかく取得した自動車免許も、
更新の手続きが面倒だからと、失効させたり。
基本的に面倒なことは苦手みたい。
でも、不思議と仕事だけはできるのよね。
ワタシは、ひとり暮らしをして長いけど、
料理をする精神的苦痛を貨幣に換算したら、
外食した方が安上がりと考えてた。そんなオキャマ。
そんな料理音痴なオキャマ2人を集めて、
いきなり揚げ物ってのもハードルが高い気はするんだけど、
ワタシとY子にしてみれば、料理なんてしたことないから、
理科の実験的な気分で、割とワクワクしてたのね。
硫酸と塩酸を、混ぜて混ぜてドーーーンッ!!
みたいな?
さて、そんなこんなで、
いよいよ料理教室、スタートッ!!
まずは、ポテトサラダから。
R子の事前説明によると、じゃがいもをゆでて、つぶして、そこに、茹でたにんじんと、輪切りにしたきゅうり、刻んだハムを入れて混ぜる。
あとは、マヨネーズを加えて、混ぜ合わせて出来上がり。
だってさ。
やっだ。簡単そう。目をつぶっててもできるんじゃない?
ということで、いきなりじゃがいもを鍋に放り込もうとしたら、
ペコンッ!!
R子に、大きなしゃもじで殴られたワタシ。
いやだ!軽く痛い!
何すんだよ!このブスガマ!!と、R子を睨みつけると、
「あなたワザとやってる?
じゃがいもは洗って皮を剥いてから入れてください」
とのこと。
え?そうなんだ。茹でる間に泥が取れてきれいになるのかと思ってた。
それに、皮って栄養あるからそのままつぶすんじゃないの?
知らないけど。
てか、R子さん。そのしゃもじ、人を殴るためだけに持ってますよね?
そんなスパルタ講習にも耐え、Y子と一緒に、夜なべをして(嘘)、せっせとジャガイモの皮を剥くワタシ。
包丁はきっと危ないだろうから、皮むき器(ピーラー)を使ってジャガイモのを皮を剥いていたんだけど、ジャガイモにある無数のクレーター?のようなものを無くすべく湯上りタマゴ肌!くらい必死にピーリングしていたら、なんか、半分くらいの大きさになっちゃった☆
ま、いいよね。芽の部分とか体に毒だっていうしね。
さっき丸ごと入れようとしてたなんてことは、思い出しもしないよ?
ということで、ジャガイモさんをゆでて、茹で上がったら、さっきの、人を殴るためだけにあるような大きなしゃもじで潰して、ポテトサラダは、ほぼ出来たも同然。
あとは、きゅうりとにんじんとハムを入れて、
マヨネーズであえるだけだよね?
めっさカンタンやん。
きゅうりやニンジンも、包丁を使ったことがないとはいえ、さすがにゆっくり切れば、輪切りやいちょう切りくらいできるわけで、講師のR子の指導のもと、粛々とポテトサラダを完成。
ここで、R子ってば、何かを思い出したように、はっとしてグットきた顔をして、
どうしたのかしら、止まってた生理がやっときた?
と思い、心配していたら、「やだ。ご飯炊くの忘れてたぁ☆」と、R子先生。
あなた、そんなんじゃ講師失格よ。
さっきの大きなしゃもじでぶん殴ってあげる☆
とまぁ、そんなワケで、ご飯くらい誰でも炊けるでしょってことで、ワタシにすべて任せられることに。
てか、ワタシ、実際ご飯なんて炊いたことないけど、お米を洗って炊飯器にセットすることぐらいは知ってるよ。
きっと大丈夫。洗うっていっても洗剤で洗わないことも知ってる。そこまで愚かじゃないから。
ということで、流し台はいろいろと作業してるっぽいから、洗面台の水道でお米を洗うことに。
指示された回数だけ軽量カップでお米を計り、お水を入れて洗米開始。
洗米といっても、荒々しく洗ってお米が砕け散ってはタイヘンと、お米をてのひらですくっては離し、すくっては離しを繰り返し、それを10回セット繰り返して、お水を捨て、先ほどの軽量カップに入れた回数の目盛りの水量にセット。
やっだ、完璧。
R子ってば、ワタシにまかせて正解ね。
Y子に頼んでたら、あの子きっと、この薬用石鹸ミューズで洗ってたはずよ。
うふ☆
と、意気揚々とご飯を炊飯器にセットし、ふたを閉じようとしたその時、R子の鋭い視線が!!
「ちょっと、早過ぎない?」
え?確かにワタシにしては手際がよかったけど、何もおかしなことはしてないよ?
ワタシの返事なんてもともと聞くつもりもなかったのか、すかさず、フタを開け、ご飯の様子を見るR子。
「丁寧に洗ったし、水の量だって合ってるでしょ?」と、ワタシが誇らしげに言うも、
「全然洗ってないじゃん。真っ白けよ。あんたどんな洗いかたしたの?」
と、R子。
ワタシは、先ほど洗面所で行った掴んでパッ☆の洗い方を完璧なまでに再演。
それを見たR子は大笑いした後、さきほどの大きなしゃもじで再び突撃してくる始末。お前はヨネスケか!!
てか、勉強になった。ご飯はもう少し荒っぽく洗った方がいいみたい☆
でも、あまり水の中に手を入れて、手が荒れてしまってはタイヘンだから、
ココから先は、Y子にバトンタッチ。
そんなこんなで、ご飯の準備も完了。
残るはメインディッシュ。鶏のから揚げのみ。
まずは、講師R子の指示のもと、下準備から。
鶏のもも肉を一口大の大きさに切り刻み、それを、指示された調味料で味付けすることに。
「やだぁ、みりんとかほんとにあるんだ?超アガルー☆」と、Y子と一緒に騒ぎながら、鶏肉の生々しい感触を堪能しつつ、もみもみして味付けして、そのまま15分ほど放置プレイ☆
待ち時間の間は、タバコを吸って油断しているR子の背後から、先ほどの仕返しとばかりに、大きなしゃもじで頭部を殴打し、残酷な天使のテーゼ☆
とかなんとかしているうちに、あっという間に20分くらい経っている罠。
先ほどの鶏肉に、片栗粉をまぶして、いよいよ、中火で熱した油に入れることに。
シャーーーという鮮やかな音とともにキツネ色に変わっていく鶏肉たち。
意外と揚げ物ってたのしいじゃん。
こうなると、なんでもかんでも揚げたくなる気持ちもわかる。
「きゃー!すごい、どんどん揚がっていくよ。
カンタンキレイー☆」
と、ワタシってば、富士カラーの宣伝のようなことを言って騒いでいたけど、
10個くらい揚げたら飽きちゃった。
もういいわ。コツは掴んだ気がする。
ということで、ここから先はY子にバトンタッチ。
てか、いつも途中で飽きてY子に代わってもらってた気もするけど、
しょうがないよ。Y子ってば、早くワタシにもやらせてよオーラ、出してたし。
と、ワタシたちがから揚げに集中している間、もう教えることは教えたと安心したのか、R子先生は、ポテトサラダの盛り付けや、飲み物の準備に。
ご飯もそろそろ炊きあがるみたいだし、あとは、メインのから揚げ待ち。
てか、料理が出来る子って、作りながらも後片付けとかしてるじゃん?
ワタシも、それにあやかろうと、Y子がから揚げに没頭している間に少し片付けをしてたの。それで、鶏肉を味付けしていたボウルなどを片付けていたんだけど
ふと、ボウルの死角に、まったく使われていなかった醤油皿を発見。
ひやだ!入れ忘れ??すぐに、味付けを担当していたY子に確認すると、そういえば、料理酒とみりんに感動して、醤油とかそういうありふれたものは入れてなかったかも、とのこと。
ありふれたもの、ってアナタ。醤油は入れましょうよ。
そっとR子先生の様子を伺ってみるも、まだまだドリンクの準備とかに忙しいご様子。どうしましょう、って困っていると、ここで、Y子。
「ここに入れちゃおうよ。醤油も「油」が付くし平気じゃん?」と、十分に熱した鍋の油を指差す。
そうか。そういえばそうか。
油に醤油を入れれば、揚げたときに一緒に味付けができるのか。
確かに漢字で書くと「醤油」。「油」が付くけど、ホントに平気なの?
でも、多少色が濁るだろうけど、まいっかと思い、じゃ、よろしくと、醤油の入った小皿をY子に渡すワタシ。
「ちょうどよかった、今鶏肉入れたばかりなの。
味付け油ってなんか斬新じゃない?」強い笑顔のY子。
「でもさ、油の方が圧倒的に多いから、その小皿だけだと足りないよ。もっと大量に醤油を投入しましょ☆」と、さらに斬新なワタシ。
ここで、醤油の大瓶はないかと、家主のR子を呼んでみることに。
「ねね、醤油の大きいボトルない?」と、ワタシ。
「どうして?何に使うの?」と、R子。
「あのね、味付けのときに醤油入れるの忘れちゃって、だから、油に入れようと思うの」と、ワタシ。
そして、「!!!」言葉にならない驚愕の表情のR子。
何か、ただならぬ雰囲気を感じたのか、「ごめんね。味付けのとき入れ忘れたのは悪かったよ。だから、今から名誉挽回だよ?」
と、ワタシの背後からY子の声。
「あんたたち、ホンキ?」と、R子の冷たい声。まるでアイスピックのように尖ってて、怖い。さらに、「いい加減にしてよ。熱した油に水分入れたら火が上がるじゃない。ウチで火事を起こす気??」と、だんだん鬼の形相になるR子。
泣く子はいねぇがーごめんなさい。嘘泣きなら得意です。ワタシ☆
どうやら、醤油も油っていう理屈は、根本的に間違ってるっぽいYo!!チェケラッチョ
「もういいわ。あとは私がやるから、あなたたちは座ってて」と、死んだ鶏のような目の、なまはげR子様。
てか、これから、その死んだ鶏を食べるワタシたちなんだけどサ☆
結局、いまさらしょうゆで味付けとかは無理な話で、お酒とみりんだけで味付けされた超薄味の鶏のから揚げを、お刺身テイストで、醤油につけて食べることに。
てか、みんなも一度試してみて。食べてみたら意外と超おいしかったよ。
食べ終わり、Y子とワタシが、「初めての料理にしては上出来だよねー☆」と、お互いの健闘を褒め称えていたら、無言で後片付けを始める、なまはげ様。
その後、第2回目の料理教室が開かれることは
決してありませんでした。
きゃは☆
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